Muddy Waters 20201115

ただブルーズを聴くために♪Muddy Waters

先日DVDで、映画『キャデラック・レコード』を観ました。ブルーズマンのマディ・ウォターズとチェスレコードの創業者レナード・チェスの物語です。ビヨンセがエタ・ジェームズ役で出演して話題になりました。彼女の演技も良かったけれど、劇中ハウリン・ウルフやチャック・ベリーも出てきて最後まで面白い映画でした。

観てたらアメリカ西側を鉄道でひとり旅した時のことを思い出しました。僕が21歳の時だから1993年頃ですね。

アムトラック(Amtrak)という長距離鉄道に乗りました。一番安いCoach Seatの席だったけど、シカゴより西側で2週間ほど使えるフリーパスがあったんです。それを使ってサンフランシスコ→シカゴ→ニューオーリンズ→再びサンフランシスコという道のりで旅をしました。

当時僕は、初期のローリングストーンズや、マディ・ウォーターズの音楽にはまっていました。本場の街を観て、音楽を聴きたいと思ったんです。若さってすごいです。

車内では東洋人はほとんど僕一人でした。カリフォルニアからシカゴに行く途中で仲良くなった白人の若者に「ところで君なんでシカゴとニューオーリンズに行くの?」と聞かれ、「ブルーズを聴くためだよ」って答えたら、怪訝な顔をされました。「はぁ〜っ!?日本人がブルーズを聴きに行く!?よくわかんないなぁ…?」みたいな反応でした。

「で、君はどんな曲が好きなの?」と聞かれ、"I Just Want To Make Love To You"だよって答えたら、「う〜む…」とさらに困った顔をされちゃいました。別の曲を答えれば良かったなと後から思いました。でも当時はストーンズのバージョンも、マディ・ウォターズのもカッコイイと思っていたので仕方ないです。

ということで、テレキャスターにサムピックのマディ・ウォターズを描いてみました♪
今夜は久々にどっぷりとブルーズを聴こうかしら♪